【NewsLetter282】歳末寄付のお願い

NPO法人九州DARC代表 大江昌夫

 先日、福岡県更生保護大会において民間協力者への感謝状を頂きました。これもひとえにご支援ご協力くださっている皆様のお陰に他なりません。また、このような機会を下さいました更生保護協会の皆様、福岡保護観察所の皆様に対しましても深く感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

 さて、年の瀬も差し迫って参りましたが、秋から年末にかけていくつものダルクフォーラムの開催や依存症回復の為のオープンスピーカーミーティングやワークショップが行われ、メンバー共々忙しい日々を過ごしております。

 メンバーは給付金を使い、沖縄と鳥取、群馬でのプログラムに参加しました。自分達のプログラムに役立つ刺激を大いに受け、知識と時間だけでは依存症からは回復しない、行動と経験が伴ってこそだと言うことを実際に見聞きし、回復の雰囲気を味わうことが出来た様子です。

 短い文章ではありますが、先月と今月に分けてメンバーの原稿を掲載しておりますので、どうかご覧下さい。

 また、ダルクの運営につきましては相変わらずで大変申し訳なく思いますが、運営費が不足しております。このところ新しいメンバーが増えたため自転車など備品を購入したり、カーナビの故障や、パソコンも買い換えの必要に迫られてきました。心苦しいお願いではありますが、皆様よりのご寄付、お力添えをどうかよろしくお願いいたします。

寄付のお願い

 

カテゴリー: 282号(2024年12月), ニューズレター | 【NewsLetter282】歳末寄付のお願い はコメントを受け付けていません

【NewsLetter282】依存症のイジケムシ

「鳥取アディクションフォーラム」「茨城・群馬OSM海外の仲間の話」に参加して

 人との出会いや繋がりの中で、自分の本当の価値や願い、可能性を知っていく為に、仲間とのフェローシップとステップの原理に生活の中で取り組んでいく事が大切だと分かりました。

 今まで恥をかく事や、居場所をなくすことを怖れ自分の問題や本音から目を背けてきました。その中で自分から恨みを持ちどんどん悪い方向に行きました。自分の事が嫌いでした。二度とそういう自分には戻りたくないです。

 今でもそのパターンにはまりますが、そういう時には必ず仲間やプログラムが正気に戻してくれます。自分を助けてくれるその力を手放さずにやっていきます。

 今回の参加で自分の中に入ってきた言葉を信じ、それを日々の生活やミーティングの中で一つ一つ意識していきます。

 一日の中でたくさんの選択肢が自分に与えられます。後悔しない為にも自分にとって本当の意味で必要な方を考え選択していきます。

カテゴリー: 282号(2024年12月), ニューズレター | 【NewsLetter282】依存症のイジケムシ はコメントを受け付けていません

【NewsLetter282】依存症のマー

「鳥取アディクションフォーラム」「茨城・群馬OSM海外の仲間の話」に参加して

 アディクションフォーラムの中で、「希望は感染する」という言葉が頭に残っています。

 僕も九州に来た頃、絶望しかありませんでした。その頃いた若い仲間達が元気一杯で一緒にプログラムや生活しているうち、僕も元気や希望が貰え、今では夢や目標が何個かできました。

 ワークショップでも希望の話が出て、「クリーンでいられるのが希望」という話があり僕も今、クリーンが一年半位ですが、薬を使わないで生活できるようプログラムに取り組んでいます。

 久しぶりに関東に行って、知っている仲間にも会えました。「繋がり」という話も出て来て、前に一緒に生活していた仲間や久しぶりに会った仲間などとの繋がりを感じました。

 僕達はミーティングに出ないと薬物を使ってしまう危険があり社会に出ても、NAには出続けないといけないです。

 希望は感染するという言葉を聞いて、僕が今希望を持てているので、新しい仲間にも希望が感染すればいいなと思えます。

カテゴリー: 282号(2024年12月), ニューズレター | 【NewsLetter282】依存症のマー はコメントを受け付けていません

【NewsLetter282】依存症のクルクル

「鳥取アディクションフォーラム」「茨城・群馬OSM海外の仲間の話」に参加して

 参加してきた中で、今を生きているから参加が出来ているという言葉に重みがありました。

 捕まっていれば命は助かりますが、クスリ等で命を断てば、参加して仲間の話を聞く事も気付く事も出来ない。話を聞いて、自分もダルクにつながらずクスリを使い続けていれば、今ある命もなかっただろうなと感じました。参加する事や、話を聞く事も一人では出来ないし仲間がいないと出来ません。

 過去に受けた傷を癒すのに時間がかかる話を聞いた時も、一人では絶対に癒されないし、それこそ仲間がいないと不可能です。話を聞いた時、傷を癒すにしても、回復を続けるにしても、生きるにしても、仲間がいないとと感じ、仲間の大切さや、気付きは本当になくてはならない存在だと鳥取、茨木、群馬に行って、そう強く感じました。

 何でも一人でやろうとせず仲間の力を借りて、やります。

カテゴリー: 282号(2024年12月), ニューズレター | 【NewsLetter282】依存症のクルクル はコメントを受け付けていません

【NewsLetter282】依存症のユウスケ

「鳥取アディクションフォーラム」「茨城・群馬OSM海外の仲間の話」に参加して

 鳥取のアディクションフォーラムに参加して印象的だった事は、ダルクの仲間が元気にメッセージを運んでいて希望を貰った事でした。プログラムをやれば変わっていけるんだという事を改めて感じさせて貰いました。

 僕自身も、初めてプログラムにつながった時に比べて、今はすごく元気になったと思います。そんな事を思い出し、プログラムの大切さを実感し、今後もプログラムを実践していければいいなと感じました。

 群馬の海外メンバーのオープンスピーカーミーティングで印象的だったのは、原理の実践の話や仲間とのつながりが大切だという話、そして行動する事が大事だ、という話でした。

 最近、僕も施設で原理の実践の分かち合いをしてもらい、前向きになれたこと、九州ダルクにつながれて仲間に感謝した事、考え込んでいるより行動に移していった方がいい事、そんな事を学び直した所でした。

 やはり自分にはプログラムが必要だと考えさせて貰いました。

カテゴリー: 282号(2024年12月), ニューズレター | 【NewsLetter282】依存症のユウスケ はコメントを受け付けていません